理学療法士・波田野征美の『波田ログ!!』

理学療法士の波田野がセラピストとしてトレーナーとしての日々

本家・鍼灸師が驚くわかりやすさ!東洋医学を学ぶならOriental Physio Academy

どうも、埼玉県上尾市 筋膜リリース&トリガーポイント療法専門整体院「Mr.コリとる」院長
http://ageokoritoru.com


筋・筋膜性疼痛アプローチ研究会「Oriental Physio Academy」代表理学療法士
http://oriental-physio-academy.jimdo.com


波田野です!!


さて、先週末の4月9日&10日は

北海道札幌市で

OPA上級編「アナトミートレインと気血水&臓腑経絡論」

を開催させていただきました。






IMG_9098.jpg




中級編「アナトミートレインと経絡五行論」では

可動域制限や痛みに対して
 
陽経を主に使っていきます。
 
上の写真のように体幹の前屈に対しては

「膀胱経」の「実」を「冩」して

調整していくことが多いのですが
 
上級編では問診票なども使いながら

体質を判断して

腎経の「虚」を「補う」

形で調整していきます。
 
さらに「肺虚」や「脾虚」も伴うことも多いのでs

それもチェックして

肺経や脾経に対して「補」の経穴を刺激することで

最終的には

前屈の可動域が変わり

被験者の方も

「生まれてはじめて手が床につきました!!」

と驚いていました。




こうして、体質的なものが

運動器の「可動域制限」や「筋力低下」として現れるし

可動域制限や筋力低下を改善させれば

体質も改善するわけです。



で、ただ治すだけならシステマチックに中級編をやっていけばいいのですが

それをしっかりと患者さんに説明するためには

やはり、東洋医学的な「生理学」を知っていないと無理なわけですね。


上級編はそのあたりを勉強する回になります。



そんな東洋医学の話を

鍼灸師の資格を持っていない私が

話していいのかなぁ?

なんて思いますが

オファー自体があるし

本家の鍼灸師さんが受講して

「すごくわかりやすくて、ようやく経絡治療や中医学が繋がりました。」

と言ってくださるので


鍼灸師の資格は持っていなくても

話をする資格はあるんだなぁ。

と自信になりますね。


鍼灸師さんと話していても

東洋医学の考え方は難しいようで

学生時代に挫折して

五行穴などではなく

患部周辺のメジャーなツボに刺すだけってことが多いようです。


そんな感じで非常に嬉しい日々を過ごしておりますが


それでも


やはり上級編は教えるのが難しいなぁと思っています。


基礎編のトリガーポイント療法も

すごく完成された概念と治療戦略ですし

中級編の「導診法」も

まだ全部は披露していないとはいえ

評価法から治療法まで明確な流れになっていて


基礎編、中級編ともに

余計なことを考えずに

方程式に当てはめるだけで

小難しく考えないっていうコースになっているのですが

上級編はガッツリと頭を使いますからね。




まぁ、でもしょうがないですね。


上級編というのは

症状とかではなく

「人って何なの?」

ってところのお話になってくるし



「セラピスト」としての波田野の

「集大成」なわけで


そうなると、本来は

生涯をかけて完成させていくもの

だから、いつまで経っても「教えるの難しいなぁ。」っていう感覚を

持ち続けるんだろうなぁって思います。




今、使っている上級編のテキストが

もっともっと完成されてきて

数十年後

数百年後にまで残る

古典になるような作りにしないとですね。

「素問」「霊枢」「難経」「傷寒論」のように。



その時はどんな名前の本にしよう。

Oriental Physio Academy

OPA(オーパ

だから・・・

「王覇」

とか(笑)

なんか、セラピストの王道・覇道

みたいですね。


まぁ、そんな冗談はさておき

そういう古典は作らないとなと思いました。



そんなことを思いながら

考えたことがあるのですが

そこまで書くと長くなりすぎるので

また後日。

では!!!