運動器リハビリに必要な軟部組織損傷の病態理解⑨凍結肩と筋膜障害

どうも!!
東洋理学アプローチ研究会
Oriental Physio Academy代表理学療法士
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前回は筋膜障害の超音波エコー評価についてお話ししました。
https://masaharu-hatano.hatenablog.com/entry/2024/08/13/083812
今回は多くのセラピストが難渋している『肩関節周囲炎(凍結肩)』についてお話しします。
凍結肩の病態
凍結肩の病態としては「関節内炎症によって肩関節に強い痛みを生じ、次第に可動域制限が生じた後に、疼痛が軽減して拘縮だけが残り、拘縮も経過とともに改善していく。」とされています。
凍結肩における局所病変については
関節包や滑膜の肥厚
腱板局部の瘢痕
棘上筋腱の断裂
烏口上腕靭帯の肥厚などを認めたという報告はありますが、造影MRIでは有用な所見は得られなかったという報告もあります。
そんな中で最近では炎症が原因で生じる血管新生が認められており、血管新生に伴い神経が増えたり、新生血管が傷つき炎症物質が漏れ出すことが疼痛を生じさせるのではないかと考えられるようになっています。

評価と治療のヒント
米国理学療法士協会のガイドラインでは凍結肩に対する治療介入として
ステロイド注射
患者教育
物理療法(超音波、超短波ジアテルミー、電気刺激)
関節モビライゼーション
ストレッチング
が推奨されています。
筋膜の観点からは胸筋筋膜は外側で深筋膜である上腕筋膜や三角筋、前鋸筋、さらに後方で広背筋へと移行します。
そのため、凍結肩を対象としたランダム化比較試験では
体外衝撃波治療のみの群
と
体外衝撃波治療+筋膜マニピュレーション(発症部位&近位・遠位の高密度部位)を追加した群で
週1回の介入を5回行った後の痛みがより改善されたと報告されています。
まとめ
いかがでしたか?
凍結肩は多くのセラピストが難渋する疾患です。
可動域が改善する凍結期になるのも1〜2年という長丁場になるため、セラピストも患者も精神的に辛くなってきますよね。
理学療法の効果はないという報告もありますが、適切な理学療法を行った方が疼痛の改善や数年後の可動域の確保が認められるといった報告もあるため、諦めずに筋膜からの介入をして欲しいですね。
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