理学療法士・波田野征美の『波田ログ!!』

理学療法士の波田野がセラピストとしてトレーナーとしての日々

勉強会の人集め&MBTウォーキング

さて、8月に某セラピストに講習会を依頼しようと思っておるのですが

先方からは最低でも20人とのこと。

実施するのは平日の夜。


う~む。

とりあえず知人10数人に声をかけているが、やはり平日の夜ということもあるのか

開催予定の場所も微妙か。

反応が良くない。



あとは、近隣の病院にFAXでも送るしかないのだろうが・・・。


う~む。


早くしないと、ほかの人に先を越されてしまうからなぁ。


どうしたものか。









と、そんな波田野ですが

今日はMBTを5年前に買ったが、使い方がいまいちわからないから履いていないという患者さんのウォーキング指導をさせていただきました。


その患者さんは今月から腰痛&肩凝りで理学療法を開始して、コアコンディショニングを中心にセッションを続けていますが

前回のセッションで私がMBTを履いているのに気がついて

使い方を教えてほしいということで

今日はコアコンディショニング後に

MBTを使ってウォーキングをしました。




MBTでは「マサイセンサー」をという後足部にクッションが広範囲で装着されているわけで

そこで立ったり、着地したりするんです。

しかし、それだけではまだまだ甘い。

多いパターンが踵の外側で立ってしまっていることが多いですね。

おそらくMBTを購入するときにインストラクターの人に「外側を使って歩いてください。」と言われるので、それの影響かもしれませんが


あくまで立つのは脛骨直下。
「究極の身体」的に言えば「ウナ」の部分です。
解剖学的に言えば「載距突起」になるんでしょうかね。

外側で立ってしまうと、それは腓骨で体重を支えることになりますが
腓骨のように細い骨での支持は強度的に不十分で、余計な筋力を使ってしまいます。
腓骨の疲労骨折なんてよく聞きますね。



というわけで、まず「ウナ」で立つことを教えてから「ウナ打通法」でウナを刺激。

もちろん、叩く前に立位をとってもらい足底の感覚を覚えてもらいます。
その時点では「足の前の方で支えている」とおっしゃっていました。

で、ウナを刺激したあとは「あっ、足の裏全体で支えられてる。」と驚いていましたよ。


実はこのウナを刺激してそこでの荷重を促通すると

立っているときの荷重部分が変わるだけでなく

歩行時の踵接地直前にウナを押し出すように足が前に出て

キレイな荷重移動になります。


余談ですが、下肢のPUSH系のトレーニングでもこのウナを意識&刺激しながら行うと、効果的だと思いますよ。



というわけで、ウナを刺激して荷重場所をしっかりと促通してから

MBTを履いてもらいました。


で、その後は一般的なMBTのウォーキングの準備エクササイズに

波田野オリジナルのウォーキング指導も織り交ぜて、今日のセッションは終了です。


患者さんも、MBTの履き方もわかったし

その気持ち良さにものすごく興奮していました。


今後もMBTを持ってきてウォーキングの練習をお願いされました。

もちろん、それだけでは終わりませんよ。

MBTの特性を生かして、ヨガなどのボディーワーク。
とりわけ、「なんちゃってマスターストレッチ」をやっていきます。



MBTの効果は本当にすごいです。

だからこそ、資格を取得したかったのでお願いしたら

見事に「靴の販売経験がある方でないとダメです。」と断られてしまいましたよ。

一応、理学療法士向けのセミナーがあるみたいですが

MBTを広めたいなら、もっと資格を普及させていかないと思うんだけどなぁ。


本当に残念です。




そういうこともあって、おそらく同じような意図を感じる「マスターストレッチ」を勉強したいのです。

なんとか資格を取得しようと思いますよ。




というわけで、もしMBTを持っているけどちゃんと使えているかわからない。

履いているけど、もっといろいろな使い方をしたいという方は私のところにいらしてくださいね。