どうも、Oriental Physio Academy代表理学療法士の波田野です。
http://oriental-physio-academy.jimdo.com
今日は患者さんというわけではないのですが
症例報告です。
主訴は
喉の痛み
咳
疲労感
頭痛
肌荒れ
口内炎
股関節痛
とりあえず・・・
口内炎があることから
胃腸の熱
ですね。
胃腸の熱とはいっても
それが胃からくるのか小腸からくるのか大腸からくるのかで違ってくるのですが
とりあえず、胃からだと仮定してみる。
胃に熱を持つ場合は・・・
腎から津液を持ってこれずに胃に虚熱を持つ場合。
もしくは、脾の昇清作用が低下して胃に停滞してる場合か?
でも、肺に送られるまで「気」にはなってないからここで停滞しても熱にはならないのか?とも思ったが・・・
他にも症状を聞いてみると
下痢もあるという。
昇清作用の低下は下痢を招く。
運化作用の低下でもそうか。
じゃあ、ここで脾虚で仮定を進める。
脾虚で昇清作用の低下で肺に水穀を送れずに肺気も虚して発散できずに
肌に異常が出る。
脾胃に熱が停滞して上焦に熱が波及して咳が出たり、喉が痛くなったりしたのかな?
口内炎も。
運化作用の低下でもそうかな。
どちらにせよ脾虚がベースにあるっぽい。
昔からたくさん食べても太らないというから
脾虚なんだろう。
というわけで、とりあえず脾虚として治療。
の前に口内炎の特効穴として「経渠」と「孔最」を。
その2つをリリースしただけで
口内炎の痛みが消失。
あとは脾虚ですから
太白ですね。
太白の圧痛が尋常じゃない。
いくら時間をかけても取りきれないので
脾兪と胃兪をリリース。
太白の圧痛も少し減ったが、まだ残る。
なので、腹部募穴の中睆と章門をリリース。
そこで太白の圧痛を消失したので
治療終了。
一応、足三里と内庭あたりもやったかな。
症状も消失したので
とりあえずオッケーかな。
では~。