理学療法士・波田野征美の『波田ログ!!』

理学療法士の波田野がセラピストとしてトレーナーとしての日々

1番ゲレーロという打線は駄線

どうも!!

 

東洋理学アプローチ研究会

Oriental Physio Academy代表理学療法士

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埼玉県上尾市 トリガーポイント整体院

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波田野征美です!!

 

 

 

 

昨日(2018年9月12日)に

 

巨人が驚きのオーダーを組みました。

 

それは・・・

 

1番バッターにゲレーロを置くという作戦。

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ゲレーロといえば昨季は中日ドラゴンズセ・リーグ本塁打王に輝いた大砲です。

 

今年は巨人に移籍して開幕当初は4番に座り、去年の弱点であった得点力の補強が期待されたものの

 

典型的なローボールヒッターで高めのストレートと外角低めに変化球で簡単に三振してくれるので

 

期待していた活躍はできず夏場は二軍行きで再調整となりました。

 

8月後半から一軍に復帰してからはそこそこの活躍を見せてはくれているものの、セ・リーグは広島の優勝が確実。

 

巨人はヤクルトと阪神との3位以内を争うのみです。

 

 

そんな中で出された

 

1番ゲレーロ

 

そして、2番に重信。

 

 

おそらく、打撃が好調の

 

坂本、岡本、マギーをまとめることで得点力を上げようとしたのでしょうし

 

それは間違っていないのですが・・・

 

なぜに1番ゲレーロで2番重信なのか?

 

 

そして、試合はどうなったのか?

 

 

結果としては大失敗でした。

 

ヤクルトのブキャナン投手のピッチングの出来も良かったのですが

 

4回裏、ゲレーロがデッドボールで出塁しノーアウト1塁になった場面

 

巨人が出したサインは・・・

 

送りバント

 

重信はそれほど悪いバントをしたわけではないのですが

 

ランナーは足の遅いゲレーロ

 

せっかくバントができたのに、2塁フォースアウト

 

送りバント失敗となってしまいました。

 

おそらく、ほとんどの野球ファンが

 

「そりゃそうだろ!!」

 

と突っ込んだのではないでしょうか?

 

 

実はゲレーロが出塁した時じゃないですが

 

延長11回裏。

 

4番の岡本がフォアボールで出塁し1アウト1塁となったシーン

 

バッターは吉川(大)。

 

サインは送りバント

 

バントは少しピッチャー正面に転がり、ピッチャーの石山の好フィールディングもあり

 

ゲレーロの時と同様に足の速くない岡本は2塁フォースアウト

 

そのあとの6番亀井が凡退で無得点。

 

 

 

試合はそのまま決着がつかず引き分けとなりました。

 

 

今年の巨人は中継ぎと抑えが崩壊して、度重なる逆転劇が問題視されますし

 

岡本をはじめとした若手野手が台頭の兆しを見せつけているので

 

目立ってませんが

 

実は攻撃の采配でこのような謎采配が目立っているように感じます。

 

 

その一つが送りバント

 

 

昨日の試合では失敗に終わったものの重信も吉川もとりあえずはまともに転がせていましたが、それは本当に巨人にしては珍しい光景で

 

いつもはことごとくスリーバントを失敗させています。

 

バントの成功率がものすごく低いのに

 

ランナー1塁の場面では送りバントにこだわるんですね。

 

 

「そうは言っても送りバントは定石でしょ?」

 

と思っている人は

 

時代遅れです。

 

 

 

現代野球で常識となっている評価指数として

 

セイバーメトリクスがありますが

 

送りバントはランナーを進めるメリットよりも1アウトを献上するデメリットの方が大きく

 

得点期待値も勝利確率も減る

 

とされています。

(9回でランナー2塁というケースに限っては勝利確率は上がります)

 

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にも関わらず、日本の野球では

 

送りバントを決めることの重要性が説かれます

 

特に2番バッターにその役割を担わせることが多いのですが

 

本当に時代遅れ。

 

 

そりゃ、送りバント失敗して1アウト1塁と送りバント成功して1アウト2塁では

 

成功させた方が得点期待値が高いので

 

送りバントを決められるチームが強い」みたいに言われますが

 

実際にはヒッティングよりも得点期待値が下がるんです。

 

 

実際にメジャーリーグでは送りバントなんてしません。

 

 

そして、2番バッターは強打者を置くのが今の常識です。

 

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これは2017年のメジャーリーグ15球団のオーダー別の成績です。

 

メジャーリーグでは

 

3番バッターに最強打者を置き

次いで4番、2番、5番という順番に強打者を置くのがスタンダードです。

 

日本が1番打者が塁に出て、2番打者がバントで送って得点圏に進め

 

3〜5番打者で返すというのが一般的ですが

 

 

メジャーでは1番が塁に出たら2番〜4番で打って返すのが一般的です。

 

 

 

この傾向でもし巨人打線を組むなら

 

1番(中)重信

2番(遊)坂本

3番(一)岡本

4番(三)マギー

5番(左)ゲレーロ

6番(右)亀井

7番(二)田中

8番(捕)小林

9番(投)

 

というオーダーがベストなのではないでしょうか?

 

粘り強い打撃ができるようになり出塁率もそこそこ上がってきて、脚の速い重信が塁に出たら

 

首位打者争いしているほどの安打製造機で1発もある坂本で高確率で岡本の前にランナーを溜める。

(重信が出れなくても坂本が高い確率で出塁できる)

 

そして、岡本とマギーで返せれば初回から有利に試合を進めることができるんじゃないでしょうか?

 

打順としては坂本とマギーは逆でも良いですし

 

ピッチャーを8番にして、9番に田中を置くのもアリだと思います。

 

 

 

巨人が盟主だった時代ははるか昔。

 

それでも、愛する巨人軍が再び常勝軍団に戻るために

 

巨人には時代遅れのトンチンカンな戦い方をするのではなく

 

最先端の戦術で戦って欲しいところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では~~!!!

 

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