理学療法士・波田野征美の『波田ログ!!』

理学療法士の波田野がセラピストとしてトレーナーとしての日々

大谷翔平は手術の必要はあったのかを考察

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どうも!!

 

東洋理学アプローチ研究会

Oriental Physio Academy代表理学療法士

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埼玉県上尾市 トリガーポイント整体院

「Mr.コリとる」院長の

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波田野征美です!!

 

 

 

大谷翔平・・・

 

とうとう・・・

 

右肘の手術・・・

 

トミージョン手術を受けることを決めたようです!!!

 

news.livedoor.com

 

 

いや〜〜、どうなるんでしょうね。

 

 

肘の内側側副靱帯。

 

野球の投手では

 

必ず損傷してしまう靭帯です。

 

 

投球ではおよそ290N張力が肘の内側にかかると言われています。

おそらく160km/hを超える直球を誇る大谷選手ではもっとでしょう。

 

そして、その中で35Nの張力が内側側副靱帯にかかるのですが

 

内側側副靱帯の破断張力は32N

 

つまり、1球投げるごとに3N分の損傷を受けてしまうのです。

 

すでにステージ2の損傷の段階でしたから

 

このままプレーしていればかなり高い確率でステージ3にまで進行し

 

もっと大変なことになってたかもしれないので

 

まぁ、しょうがないのかなと。

 

 

 

とはいっても、損傷があっても肘の痛みが出ない投手もたくさんいて

 

ドジャース前田健太投手

 

これまで肘が痛くなったことなんてないのに

 

入団前のメディカルチェックで内側側副靱帯の損傷が見つかって安く買い叩かれましたし

 

もう何年もメジャーでやってますが、今でも肘の痛みを発症したことはないんですよね。

 

前述のように投球では必ず内側側副靱帯の破断ストレスを受けるので

 

ピッチャーであれば必ず損傷する。

 

でも、全員が損傷があっても痛みを出すというわけではないですし

 

 

肘の内側に痛みを出すのは内側側副靱帯だけじゃないですから。

 

 

例えば

 

私はトリガーポイント療法をベースに施術をしておりますので

 

上腕三頭筋のトリガーポイントで肘の内側に痛みを出すものがありますし

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実際にこれまで野球選手を何人も診てきましたが

 

画像所見で

 

骨端の離断や靭帯の損傷があっても

 

上腕三頭筋のトリガーポイントをリリースしたら

 

痛みがなくなった

 

という選手を数多く経験しています。

 

 

また、円回内筋長掌筋などの

 

前腕屈筋群

 

内側側副靱帯と同じ走行をしており

 

290Nのほとんどを内側側副靱帯の代わりに受け止めています。

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肘の内側に付着しておりますので

 

投球の最後の一押しになる手首のスナップ動作で

 

強力な負担がかかります。

 

それによって肘の内側に痛みを引き起こすこともあるのです。

 

 

ですから、今回の大谷の肘の痛み

 

損傷はあるけども

 

痛み自体は

 

筋肉の痛み

 

という可能性も否定できないんですよね。

 

ドクターは、特にアメリカでは手術をしたがるので

 

その辺の正確な診断をしているかどうかもかなり怪しいです。

 

 

そうなると、今回の手術を回避することもできたんじゃないかなとも思います。

 

来年は打者に専念して、肘を中心にしっかりとケア&トレーニングにして

 

投手は再来年からで良かったと思います。

 

 

トミージョン手術はリハビリの技術が上がったので最近は復帰率もすごく良くなってますし、その間にしっかりトレーニングをして

 

逆に球速が上がったなんて選手も

 

本当に少〜〜しだけいるんですが

 

実はバッティングに関しては長打率が落ちるなどのデータも残っているので

 

これまで一般的な打者の半分くらいしか打席に立っていないのに

 

20本のホームランを打つ大谷。

 

打者専念すれば年間40本超えで

 

ホームラン王を獲得する可能性があります。

 

そんな偉業がトミージョン手術で台無しになるなんて可能性がありますから

 

ちょっと怖いですね。

 

イチローも大谷がメジャーに来る前には

 

「バッターとしてやったほうが良い。」と述べてますし

 

日本で対戦してきた投手がみんな

 

「大谷は打者としての方がはるかにエグい」

 

と述べていますからね。

 

 

 

まぁ、そうは言っても

 

手術をすることに決めたというのであれば

 

しょうがない。

 

 

大事なことは

 

その後のリハビリです。

 

トミージョン手術の復帰率が上がったのは

 

手術の技術ではなく

 

リハビリの技術の向上ですから。

 

 

 

まぁ、まだまだ若いし

 

ストイックでクレバーな

 

大谷であれば

 

自分に何が必要なのかをしっかりと見極めて

 

必要な筋力だけをしっかりつけて

 

さらに無駄のない、負担のない投げ方を見つけ

 

さらなる進化を遂げて

 

戻ってきてくれるでしょう。

 

 

そう願うしかないです!!

 

 

 

では~~!!!

 

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