理学療法士・波田野征美の『波田ログ!!』

理学療法士の波田野がセラピストとしてトレーナーとしての日々

女性の体調不良はとにかく「血虚」。とにかくお肉!!

どうも!!
 
埼玉県上尾市 筋膜リリース&トリガーポイント専門整体院「Mr.コリとる」院長
http://ageokoritoru.com
 


筋筋膜性疼痛症候群アプローチ研究会「Oriental Physio Academy」代表理学療法士
http://oriental-physio-academy.jimdo.com

波田野です!!!



さて、波田野といえば・・・

疼痛へのアプローチ

スポーツ選手への動作指導

が得意なことで有名ですが


実は数年前から

「女性の健康」・・・

特に「不眠症」を改善することが

トピックスになっています。



きっかけはとても大事な友人に

「不眠」

をはじめとした「神経内科系」の体調不良を抱えている人が

とても多かったからです。


性格も明るく

人付き合いもできる

真面目だし、頭もいい。


だけど

なんだか

「眠れない」

「動悸がする」

「めまいがする」


とかね。


それをきっかけに

友人と仲が悪くなるわけではないけど

なんとなく一緒に遊びに行くのが不安になってしまったり

仕事に行けなくなったり。



そういう友人を何人も見てきて

「こんなに良い人たちなのにもったいないなぁ。歯痒いなぁ」なんて思っていたわけです。


まぁ、こういう人たちは

東洋医学的には

「血」

の問題なんですよね。


以前にもこちらの記事を書いたので是非読んでみてください。
http://ameblo.jp/pata0511/entry-12097944492.html



というわけで、とにかく女性には

「血」

をしっかり作ってもらいたい!!





そんなことをとてもわかりやすく描かれている本を見つけました〜〜!!!

血流がすべて解決する/サンマーク出版

¥1,404
Amazon.co.jp



漢方医の先生が書かれた本です。


この本で最初に書かれているのが

「最近では血流を良くする方法」が紹介されることが多いが・・・

血が少なければそもそも流れないし

血が少ないのに流してしまえば

めまいなどの不調を生んでしまうだけ

ということ。



だから・・・

・「血を作る」
・「血を増やす」
・「血を流す」


の3ステップが大事だと書かれています。

 

「血を作る」と「血を増やす」は似ているようですが

違います。
 

「増やす」は「貯める」と考えてもいいと思います。


「貯める」前にそもそも作らないといけませんよね。

そのために

「脾」を強くしましょう

ということです。



いくら食べても、それを栄養素にしなくちゃいけません。

そのために胃腸を統括している「脾」を強くするのですね。

そのためによく使われるツボとしては

「三陰交」が「血の問題のオールラウンダー」として有名ですね。




あとは「血海」もですね。



この2つは「脾経」の経穴です。


それだけ「血」にとって「脾」というのは重要なのです。



「血」というと「肝」が思い浮かぶ人が多いと思います。

確かに「肝虚」は「血虚」のことをいうのですが

血虚」=「肝虚」ではないのです。




そして、この本でもオススメの食べ物として挙げられているのが・・・


「鶏肉」です。


「血」というと思い浮かぶ栄養素が「鉄分」で、それを補うために有名なのが「ホウレンソウ」ですが

ここではそれほどオススメされていません。

なぜなら、昔に比べて栄養素が少なくなっているということもありますし

ホウレンソウの鉄分は「非ヘム鉄」なので吸収効率が悪いからです。


薬膳的にもホウレンソウは「肝」を補う食べ物であり

ということは「収レンの気」を補うということなので

「作る」のではなく「集めてくる」作用です。

なので、「血虚」の人には意味ないですね。



それに比べたら肉に含まれている鉄分は「ヘム鉄」なので吸収効率も良いし

たんぱく質も豊富です。


薬膳的にも鶏肉は「健脾」の食べ物ですので

「脾胃」を養ってくれるので

「血を作る」のに最適です。




牛肉は確か「鹹味」に含まれたはずなので、補うのは「脾」ではなく「腎」だった気がします。




あとは脾や胃を丈夫にするためには

「食べ過ぎない」こと。



腹八分で止めておいて

しっかりと胃を働かせる。





他にも睡眠の取り方などなど

「血の不調」に対する養生法がたくさん書かれています。



女性の健康を取り扱いたいセラピストは是非読んでみてください!!




では〜〜〜!!!