どうも!!
Oriental Physio Academy代表理学療法士の波田野です!!
今回は毎年恒例の完全自己満足企画・・・
波田野的・・・
年間ベストアルバム2019だぁ!!!!!
なんかサブスクリプションサービスのおかげでどんどんマニアックになって
誰からも共感されないランキングになりつつありますが
単なるマスターベーションなんで気にしない!!
では、どうぞ!!!
25位 ジャンル説明不可。謎すぎる世界観。
『21世紀より愛をこめて』 / Tempalay
www.youtube.com
よくわからんけど、中毒です。
『ジェニーハイストーリー』 / ジェニーハイ
ジェニーハイ『不便な可愛げ feat アイナ・ジ・エンド(BiSH)』
小籔とクッキーがいるというカオスな布陣ですけど、川谷絵音が一切手を抜かずにガチです。
これ、ゲスの極みのためにストックしといてよww
23位 稀代の歌姫のネクストステージ
『SUN DANCE』『Penny lain』 / Aimer
Aimer「コイワズライ」スタジオ ライブ リハーサル (new album『Sun Dance』『Penny Rain』now on sale) FULL
圧倒的な歌唱力かつ誰にも真似できない歌声で絶大の支持を集める歌姫。
前作では様々なアーティストから楽曲提供を受け、幅を広げてからの帰還。
アニメ向きなノワールな世界観の「PennyRain」と正統派ポップスの「Sun Dance」。
あなたはどっちがお好み?
22位 唯一無二のファンタジー
『EYE』 『LIPS』 / SEKAI NO OWARI
もはや他のバンドとは全く違うことをやろうとしているセカオワ。
待望の新譜は2枚同時リリース。
ダークな『EYE』とポップな『LIPS』。
21位 魅力激減ながらもやっぱりカッコいい。
『CARROT and STiCKS』 / BiSH
BiSH / DiSTANCE [OFFiCiAL ViDEO]
ブレイクを果たした「楽器を持たないパンクバンド」。
最初、聴いた時はこれまでと比べたら超駄作だと感じましたし、ブレイク前の方が先らかに名曲が多いんだけど、なんだかんだでスルメだしかっこいいよねってことで。
20位 大御所が奏でる今の音楽
『cherish』 / KIRINJI
KIRINJI - killer tune kills me feat. YonYon
KIRINJI - Almond Eyes feat. 鎮座DOPENESS
KIRINJI14枚目のフルアルバム。
最近はCMで兄弟ユニットだった頃の名曲『エイリアンズ』が流されて、そのイメージがつきがちだけど、今はバンド体制だし最新の音楽をしっかりと押さえて今のシーンに合わせた曲作りをしているKIRINJI。
今作はHIPHOPをベースに。
兎にも角にも楽曲の完成度が凄すぎ。
19位 何を伝えるべきなのかを明確にした1枚。
『WAVE MOTION』 / SHE IS SUMMER
SHE IS SUMMER「Bloom in the city」 - Drama version -
SHE IS SUMMER「Darling Darling」
元・ふぇのたすのMICOのソロ2枚目!!
前作よりも少し大人びた。
以上!!
18位 超久しぶりの新譜!!
『834.194』 / サカナクション
サカナクション / 忘れられないの
サカナクション - グッドバイ (MUSIC VIDEO)
6年ぶりとなったサカナクションの新譜。
この6年間、自分たちの音楽をどう出していくかに悩み続けたという。
セールスを伸ばさなきゃいけない、でもそのためにはやりたいことじゃないことをやらなくてはいけない。それはファンに対する裏切りなのではないか?
そんな様々な葛藤の下で生まれてきた楽曲たち。
これがCDとしてリリースする作品としては最後になるだろうと山口一郎は語る。
わかりやすく踊れる曲だけでなく、メロウな楽曲、マニア向けな楽曲と魅力満載の必聴アルバム。
17位 第2の松任谷由美の異名は伊達じゃない。
『Merry go round』 / さとうもか
さとうもか「melt summer / 友達」/ SATO MOKA 「melt summer / Friends」
さとうもか「Loop with Tomggg」/ SATO MOKA 「Loop with Tomggg」
岡山出身のシンガーソングライターの2ndフルアルバム。
独学のギターから紡ぎ出される独特のコード展開、なんてことな情景を特別なものに感じさせる言語感覚、それにピッタリな歌声。
天才です。
16位 第3期にして迎えた黄金時代
『Brand-new idol Society』 / BiS
【BiS】「STUPiD」「DEAD or A LiME」「BiS-どうやらゾンビのおでまし-」BomberE LIVE
ブレイクしたBiSH・・・その原点はBiSだという事実を知っているファンがどれだけいるのだろうか?
プールイ、ファーストサマーウイカという2大カリスマを擁し、カミヤサキ、テンテンコ 、ヒラノノゾミ、そして現・Maison book girlのコショージメグミという個性溢れるメンバーによる化学反応を起こした初期と比べたらアレだけど、よくわからん布陣となった第2期BiSが解散して始まった第3期BiSの1stアルバムはすごい。
前田亜季を彷彿とさせる絶対的美少女のルックスからは想像つかない歌唱力のネオ・トゥリーズ、甘い歌声を妖艶な美貌のイトームセンシティ部という新しいカリスマにハスキーな歌でアクセントを加えるトウンコギーとチャットモンキー。
おそらく歌唱力、ルックス、キャラの全てが最もまとまったBiSだ。
基本的にどの楽曲も「このフレーズ、前もあったよな?」っていう焼き直し感はあるんだけど、俺たちがやりたかったロックってこういうことだったよねって思う。
15位 セルフプロデュースアイドル渾身のアルバム
『Hello kolme』 kolme
kolme / The liar
作詞、作曲、ダンスを全てメンバーで作るセルフプロデュースアイドルの3rdアルバム。
ジャズやHIPHOPなどのブラックミュージックに影響を受けた作曲担当のMINORIが作るサウンドは大人っぽくクール。
3人は「ようやくイメージ通りのものができた」という自信の通りの快作。
ちなみに今年はこのアルバムの後にさらにもう1枚アルバム出してるけど、そちらも中々。
ただ・・・これだけの曲を作れる子たちを「アイドル」として売り出すんだから、avexって本当にヤンキー文化以外のことは全くダメダメよねw
14位 20歳でなんでこんなった?
『中学生』 / betcover
betcover!! / 異星人 MUSICVIDEO
99年生まれのシンガーソングライター。
ダブ、トラップ、ブレイクビーツのリズム、所々シューゲイズっぽい音響効果の中ではっぴぃえんどや坂本慎太郎のような古さを感じさせるフォークやニューミュージックのメロディや歌。
他のアーティストとは一線を画す存在感に脱帽。
13位 削ぎ落とされた先に残った美しさ
『濡れゆく私小説』 / indigo la End
indigo la End「心の実」
メジャー5枚目。
ゲスやジェニーハイがガチャガチャしてる分、indigoはシンプルな美メロ。
新作出すたびにどんどん洗練。
以上!!
12位 流行りのサウンドながら一際渋さが光る
『七情舞』/ペンギンラッシュ
ペンギンラッシュ - アンリベール (Official Music Video)
ペンギンラッシュ - 悪の花 (Official Music Video)
近年、流行っているブラックミュージックをベースにしたJ-POPの中でも一際異彩。
とにかくアダルティでとにかく複雑・・・というかひねくれてる。
にも関わらず、ポップスとしてのバランスを絶妙に取って聞きやすくしている。
そのバランス感覚が素晴らしい。
11位 出逢ってしまった理想の音体験。
『SEASON』 / Shiki
Shiki - Melody of life(Official Music Video)
Shiki - KASUMI(Official Music Video)
熊本在住、全てがDIYなドラムレスバンド。
アンビエントなエレクトロミュージックに乗せて、透明感と儚さを持ったボーカル。
派手さこそないものの、人の心にスッと入り込んでくる音世界は「とうとう出逢ってしまった」と感動しました。
10位 辛口音楽雑誌で異例の満点?!
『vivid』 / kiki vivi lily
kiki vivi lily - AM 0:52 (Sweet William Remix)
kiki vivi lily - Copenhagen / Prod. by 冨田恵一 (冨田ラボ) (Official Music Video)
HIPHOPとR&Bをルーツに持つマニアックなビートなのに、キュートな歌声とメロディのおかげで超一級のシティポップに聴こえてしまうというわけわからんくらいの才能。
今年1年、アホみたいに聴きまくった。
9位 修羅だった子が歌姫になった瞬間
『PLANET』 / 佐藤千亜紀
佐藤千亜妃 - 空から落ちる星のように
佐藤千亜妃 - キスをする [STUDIO LIVE]
きのこ帝国のフロントマンである佐藤のソロ1stフルアルバム。
シューゲイズな轟音ギターで人気を博したきのこ帝国。
フロントマンの佐藤もボーイッシュな出で立ちで攻撃的な歌を歌ってきた。
しかし、メジャーデビュー後のアルバムは優しさに満ちた楽曲が増えて賛否両論ではあったが、オレは感動を覚えていた。
きのこ帝国は活動休止になっているが、方向性の変化は正解だったと確信する1枚。
『空から落ちる星のように』『キスをする』はそれぞれ1曲だけで凡百のアルバム100枚分くらいの価値があるほどだ。
8位 オレたちはこういうバカを待ってたんだ!!
『GIANTSTAMP』 / Suspended 4th
Suspended 4th - GIANTSTAMP(OFFICIAL VIDEO)
ストラトキャスター・シーサイド / Suspended 4th
SNS・・・特にYouTubeが幅を利かせ、音楽のクオリティよりも単なるノリやお笑い的なあるあるネタだけで注目集めちゃうバンド増えたじゃないですか。
ヤバイTシャツ屋さんとか打首獄門同好会とか。
それを否定するつもりはないんですよ。
だって、その程度でもいいからライブハウスでウェイウェイしたいだけだったり、YouTubeでしか音楽を聴かないっていうライトリスナーの方が多くて、そこをターゲットにしていくってのはさ。
でも、その流れって2000年代初頭に訪れた思考停止の青春パンクが流行った時よりもヤバイなって感じてた。
そんな中でゴリゴリでマッチョな奴ら出てきたよ。
もう痺れるしかない。
7位 乃木坂 meets GOING UNDERGROUND?アイドルが奏でる青春ロック
『Daydream』/ tipToe
tipToe. - The Curtain Rises Music Video
tipToe. - blue moon. Music Video
「決められた時間の中でどう向き合うか」というコンセプトのもとに結成されたアイドル。
初めから決められていた3年間という活動期間。
その最後の年に発表された2ndアルバム。(ラストとなる3rdアルバムは11月末にリリースされている)
『一緒に青春しませんか?』というキャッチコピーのまま波田野の青春時代を支えたギターロック。
こういうバンドをやりたかったと思わせるようなギターロック。
アイドルのピュアネスとロックの刹那性が化学反応を起こした傑作アルバム!!
アイドルとしての顔面偏差値も結構レベル高いので6人中5人が脱退するのは残念すぎる。
6位 たどり着いた「その先」
『十』/女王蜂
女王蜂 『Introduction』Official MV
女王蜂 『HALF』Official MV
サブカル系ロックの急先鋒としてデビューしイロモノだった女王蜂。
前作『Q』ではフロントマンのアブちゃんが「降ってきた」と言うに相応しくイロモノからの脱却には十分すぎるほどの才能を見せつけた。
そして、今作・・・ノンタイアップだった前作の楽曲たちとは打って変わって『東京喰種』『貞子』『どろろ』と言った名作たちに楽曲が起用と一気に注目を集める存在となった。
前作のような万感の感動こそないものの、音楽的な成熟を感じさせる最高傑作。
5位 女性ラッパーの急先鋒の「いつも通り」
『as usual』 / 泉まくら
泉まくら 『いのち feat. ラブリーサマーちゃん』 (Official Music Video)
泉まくら『エンドロール』Pro.by maeshima soshi
ジャケットからは全く想像がつかないくらいに陰鬱なビーツに乗せ、ウィスパーで気怠いラップ、歌詞も死を連想させるようなワードも多い。
そしたら、もう波田野のツボでしょ。
そんな世界観を最後の『いのち』で回収する構成は圧巻。
『あたらしいからだ』 / 笹川真生
笹川真生 - 官能と飽食 (Music Video)
笹川真生 - 三文芝居 (Official Audio)
ウィスパーなんだけどエモーショナル。
退廃的なんだけどポップ。
syrup16gやART-SCHOOLなど鬱ロックの影響を受けたというだけあって、その世界観は波田野のツボ中のツボ。
個人的には『官能と飽食』の「君だけが苦しいとか思わないで欲しい」には大きく頷いたわ。
3位 感情を持ち、覚醒した少女たち
『海と宇宙の子供たち』 / Maison book girl
Maison book girl / 鯨工場 / MV
Maison book girl / 長い夜が明けて / 2019.4.14 - Solitude HOTEL 7F -
昨年1位を獲得したブクガの3rdアルバム。
前作は抜け出すことのできないループを作り出し、誰も真似できない圧巻のノワールだったのと比べると、今作はかなりポップに。
ミニマルミュージック&ポリリズムという普通じゃない音楽に、音楽的素養が全くない女の子たちがサクライケンタとコショージメグミの作る世界観をよくわからんまま無機質に歌い踊ることによって生まれたあの世界観こそ薄れたものの・・・それ以上に少しずつ自我が生まれ感情の振れ幅が出てきたことによるカタルシスを十分に感じ取ることができる傑作。
前作リリース後に発表されたシングル『鯨工場』のサビでは「僕らの声はどこに届いているんだろう 雨の日の言葉は誰の声だったの 僕らの声はどこに続いてゆくんだろう」歌うわけだが、その答えはもう見つかったはずだ。
2位 パラレルがクロスするその先にあるパラダイス
『PARA』 / all about paradise
all about paradise - Coup d'État (Official Music Video)
all about paradise - 2020 (Official Music Video)
上半期1位を獲得したall about paradiseの1stアルバム。
とにかく1年間、この怪しいグルーヴから抜け出すことができなかった。
メンバーの年齢はバラバラ、音楽的嗜好もバラバラ。
ボーカルのサトーがライブで「パラレルなものがクロスする先にあるパラダイスってこういうことだと感じてもらいたい」と語っていたが、まさにそれ。
本来ならば交わらないパラレルを強引にクロスさせたことによる謎の高揚感。
1位 コピーバンドやりたい!!圧倒的破壊力の1stフルアルバム
『潜潜話(ひそひそばなし)』 / ずっと真夜中でいいのに
ずっと真夜中でいいのに。『脳裏上のクラッカー』MV
ずっと真夜中でいいのに。『こんなこと騒動』MV
【期間限定】ずっと真夜中でいいのに。『“Midnight Forever Live” from YouTube Space Tokyo』
2018年、YouTubeでの動画投稿で活動が開始した謎のプロジェクト。
フロントマンで作詞作曲を手がけるACAね以外のメンバーは発表されておらず、ソロプロジェクトなのかバンドなのか一切わからない。
しかし、その楽曲のクオリティの高さで話題になりたった1週間で20万回再生を達成するなど新時代ミュージシャンの理想の在り方を体現してしまった。
兎にも角にもACAねの圧倒的にエモーショナルな歌唱力。
言語感覚やメロディも独特。
全編を通して同じような展開の曲が続くが、それでも圧倒されるエネルギー量はデビュー当時のゲスの極みを思い出す。
今年、一番バンドでコピーしたいと思ったアーティストだ。