- 動画本編
- 構え
- ハンドローディング&圧縮ステップ
- トップ
- スイング。ショルダーローテーション&コネクション
- ホームベースインパクト
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どうも!!
Oriental Physio Academy代表理学療法士の波田野です!!
などなど
多くの日本人投手がメジャーリーグでも大活躍していますが
打者に目を向ければ
以外の記憶は正直薄いのではないでしょうか?
日本人離れした体格を誇る大谷翔平ですらも
全試合出場を想定してホームランは30本に届かない計算です。
まだ若い?
いやいや、大谷翔平よりも若い選手がすでにホームラン王を獲得している。
なぜ投手と比べて日本人打者は活躍が難しいのでしょうか?
それを考えるのにこのデータを見てください。
こちらは2019年のメジャー打者の打球データである。
大谷翔平は打球最高速度こそ62位であるが平均打球速度はなんと・・・
8位!!!
にも関わらずホームランが量産できない。
ちなみに私が大好きなジョシュ・ドナルドソンは
大谷とほぼ同じ打球速度にも関わらず2019年の本塁打は37本でランキングでも9位となっています。
では、何が違うのか?
数字の色が違うのですぐにわかりますよね?w
そう。
打球角度です。
大谷翔平の平均打球角度は立ったの6度。
メジャーリーガーの平均が12度ほどですからね。
そう。
つまり、日本人打者がメジャーリーグで活躍するためには
「上から叩け!!」
ではなく
「下からすくい上げろ!!」
なのです!!
飛ばす技術です。
日本人は飛ばす技術が低いのです。
では、打球を飛ばす技術とは何なのか?
それが・・・
フライボール革命なのです。
研究では飛距離を最大限にするには
『ボールの15mm下をアッパースイングで打ち26〜30度の角度の打球を打つこと』
とされています。
そして、バレルゾーンで打った打球は打率が5割を超え、長打率も1.500以上となったと報告されています。
コレが2019年のメジャー選手の打球角度と成績です。
打球角度が10〜30度で極端に打率が高いのがわかりますね。
そしてゴロでは打率が.190と打率がとても低い。
日本人の「上から叩け」「ゴロを打て」「フライを打つな」という指導がいかに愚かな指導なのかがよくわかる結果です。
またこちらもご覧ください。
2019年のセ・リーグのチーム打撃成績です。
チーム打率は中日ドラゴンズが1位ですが、中日は本塁打数がリーグ最下位の90本。
総得点はリーグ5位。
面白いのが2塁打と3塁打も中日が最多にも関わらずということです。
結果的にチームの年間順位は5位でしたね。
ちなみに最下位のヤクルトは打率こそ最下位ですがホームラン数は巨人に次いで2位で得点も2位です。
さらにフライボール革命の功罪とも言われているのが「三振数の増加」です。
確かに中日の三振数は6球団で最も少ない数です。
そして、三振数が一番多いのがヤクルトで次が巨人。
確かにホームランを狙うと三振数が増えるのは相関関係があるのですが結果として得点が多いのは巨人とヤクルトなのです。
つまり、得点を取るという点に関していえば三振が増えたとしても単打狙いよりもホームランを量産したほうが遥かに有利だということがわかると思います。
というわけで、アッパースイングによるフライボール革命の有効性を理解してもらえたところで
どういうバッティングフォームを作れば
バレルゾーンに打球を入れることができるかを解説していきます。
動画本編
構え
スタンスはやや広めに取ります。
そうすることで不要な重心移動を防ぎます。
体重は前脚50%後脚50%の割合が良いでしょう。
違和感が強いのであれば前脚40%後脚60&でも構いません。
身体も股関節のパワーポジションにして少し前傾気味に構えます。
こうすることで股関節の可動性が出しやすくなるとともにバット軌道もバレルゾーンに入りやすくなります。
バットは一番リラックスできるところを探して、肩に置くのがベストです。
肩のライン上であれば多少腕を伸ばしたりしても良いですが・・・。
ハンドローディング&圧縮ステップ
タイミングをとって軸足に体重をかけます。
この時の体重比率は前脚40%後脚60%が理想です。
そして、体重移動は後ろへの並進移動ではなく体幹の後脚側への回旋と股関節のわずかな屈曲です。
鼠径部を挟むような感じですね。
そうすることでプライオメトリクスで床反力を受けての強いパワーが生まれます。
この時に日本では片脚でバランス良く立つように指導されますが、そうしてしまうと床反力によるパワーも生まれませんし、安定しすぎて次の動きに移行しにくくなります。
グリップは「ハンドローディング」で後下方に移動します。
こうすることでダウンスイングになることを防ぎます。
日本ではグリップを上げる選手が多いですが、それではダウンスイングになってしまうので厳禁です。
下げるのに違和感があるなら高さをキープするだけでも構いません。
この後のトップを作る場面でグリップが上がりすぎなければ・・・。
ちなみにこの時は腕で引くことは絶対にしないでください。
腕で引いてしまうと前の肘が伸びて、スイングが大回りしやすくなります。
腕が伸びてもスイング中に修正できる選手もいますが難しいのでここではやらないほうがベターです。
実はこの時に腕と体幹の位置関係は変わっていません。
圧縮ステップで後脚に体重をかけるために行った体幹の動きによって腕を引いているように見えているだけです。
トップ
パワーを生み出す最も重要な局面です。
この時の体幹の捻りが大きいほど強いパワーを生み出すことができます。
ステップによって脚が前に出て下半身はスイングが開始されます。
この時に一緒に上半身のスイングが開始されるとパワーを蓄えることができないため、上半身だけはスイングが開始されないようにキープしておくか、後に捻ってさらなるパワーを溜め込みます。
もちろん、ここでも腕でバットを引いてはいけません。理由はハンドローディングで説明したのと同じです。
ただ、ハンドローディングの時と違うのはここで下げたグリップは肩の高さまで上がって来るというところです。
(グリップを上げている選手もここで肩の高さまで下がって来るならアリです。マイク・トラウトタイプです。ただし、余計な動作であることは確かなのでやらないほうがベター)
後の肘はしっかりと開けてください。
日本では「脇を閉めろ」と指導されますが、脇を締めるとこの後のコネクションができずインサイドアウトスイングができなくなります。
スイング。ショルダーローテーション&コネクション
上半身のスイングが開始されます。
ここでも腕で振ることはしません。
腕で振ると肘が伸び始めてスイングが遠回してしまいます。
バットは肩の上のままのつもりでスイングしていきます。(ショルダーローテーション)
運動連鎖によって後の肘はヘソに向かって行きます(コネクション)
そして、前の肘は開いていきます。
ここで前の肘を締めるとインハイの球を捌くことができません。
体幹は後に傾けます。
そうすることで頭が突っ込むことを防ぐとともにスイング軌道がレベルで入りバレルゾーンを通過しやすくなります。
ホームベースインパクト
腕で振ることなく、コレまでのポイントができていればインパクトの瞬間の腕の形は「五角形」になっているはずです。(ホームベースインパクト)
日本では「三角形」の形と指導されますが、三角形になるということは腕で振ることで肘が伸びている証拠です。手首が返り引っ掛けやすくなりますのでホームベースインパクトを徹底してください。
この後のフォロースルーはおまけみたいなものですので、ここまで。
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