どうも!!
Oriental Physio Academy代表理学療法士の波田野です。
今回はバッティングフォーム解説です。
今回は・・・
そう。
みんな大好き!!
大谷翔平です!!
- バッティング基本理論
- 動画本編
- 打撃成績
- スタンス
- トップ
- スイング開始
- インパクト
- フォロースルー
- ナショナルズ フアン・ソト のバッティング
- まとめ
- 高評価&チャンネル登録お願いいたします。
- 質問はPeingへ
- 施術やトレーニング、取材の依頼は・・・
- セミナー受講や依頼は・・・
バッティングの基礎理論を知っていると理解が深まりますので、ぜひご覧ください。
↓↓↓
バッティング基本理論
【野球技術】日本式ではもう通用しない!!メジャー流フライボール革命の重要チェックポイント
動画本編
【プロ野球選手解説】大谷翔平のバッティングフォームに致命的弱点。コレさえ克服すれば夢のホームラン王。
打撃成績
2018年は367打席、2019年は425打席と増えているにも関わらず、本塁打数は22本から18本へと減少しております。
打率は.285から.286と変化はありませんが、長打率は.564から.505、OPSは.925から.848と大幅に成績を落としています。
このOPSは2018年はAランクですが2019年はBランクという評価になります。
こちらは2019年の最高打球速度ランキングです。
大谷は62位でそこそこの成績です。
ところが・・・
平均打球速度は8位とトップクラスの成績を残しています。
にも関わらずホームランは全試合出場で30本に届かないペースなのは・・・
そう。
打球角度です。
メジャーの平均打球角度はおよそ12°ほどです。
しかし、大谷は6.8°と半分ほどの角度しかついていません。
しかも、前半戦では2.5°とリーグワーストという低弾道っぷりでした。
2018年と比べてゴロの打球速度はアップし、フライの打球速度はダウンしています。
コレは大谷のスイングがダウンスイングになってフライの質が低下していることを示唆していますね。
ではそれを踏まえて大谷のバッティングフォームを解説します。
スタンス
前脚を上げる直前なのでやや後に荷重しかけていますが、前50%後50%の理想的なアスレチック ポジションです。
グリップは日本人に多い身体から遠くで構えています。
トップ
日本時代は前脚を大きく上げてタイミングを取っていましたが、素早いモーションと球速の速いボームに対応するため脚を上げるのはわずかとなりました。
前脚をステップしても頭の位置とグリップの位置が全く変わりません。
やや後荷重が強く、グリップも遠いですが美しいトップの形と言えるでしょう。
スイング開始
ここで大谷の致命的な欠点が顔を出します。
身体が前に大きくスウェーし始めます。
後荷重からどんどん前荷重になりスイング開始では前60%後40%になっています。
スイングが速いためバットが見えないかもしれませんが・・・前荷重であることと状態が立っているためバット軌道がダウンで入ってしまっています。
インパクト
前荷重のため股関節の可動域は狭くなり、腰が回し切れていません。
後脚も回りきっていないのがわかります。
インパクトでバット面と身体の向きが合っておらず、バットのヘッドが先行しています。
この打席ではうまくスタンドに運べていますが、このスイングでは内角は詰まり、外角は引っ掛けやすくなります。
ヘッドスピードも落ちるため飛距離も出にくくなります。
フォロースルー
この角度だと腰が回っていない頃がさらにわかりやすくなります。
また一塁側に流れているのもわかりますね。
この打ち方では外角は払うしかないのも納得です。
それでもスタンドまで運ぶパワーには驚愕ですが、コンスタントに成績を残す為には良い打ち方とは言えません。
引き手の肘も背中まで回っていないことからもフルスイングできていないことがわかります。
ナショナルズ フアン・ソト のバッティング
ナショナルズの若き大砲・フアン・ソト です。
若干21歳。
2018年の途中、19歳でメジャーデビューし22本塁打を放ちました。
さらに翌2019年、20歳で34本塁打を記録し史上4人目の20歳での100長打を達成しています。
しかも大谷よりも身長は10cm低く、体重も10kgも軽い身体でありながら。
スタンスはほとんどのメジャーリーガーがそうであるようにグリップは身体の近くで構えています。
グリップを近くすることでグリップ先行のスイングをしやすくしています。
ステップとともに下半身は前にシフトしていますが、上半身は全く動いていません。
コレにより回転軸が後に傾き、バット軌道がレベルからアッパーに自然と入っていきます。
荷重も後に残っているためしっかりとパワーが溜め込まれています。
スイングが開始されても大谷のように前方へのスウェーは起こっておりません。
バットもかなり後の段階でボールの軌道上に入っているのことがよくわかります。
コレによってバットに当たる可能性が高くなるとともにボールへのパワー伝達が最大化されます。
大谷とは全く違う入り方をしていますね。
インパクトも身体の近くで打っています。
バット面と身体の向きも一致していることからもヘッドが先行していないことがわかります。
もちろん腰も後脚もしっかりと回りきっています。
ソト が外角球でも強いスイングでホームランにできる要因です。
フォロースルーも完璧です。
日本人に多い走り打ちにならず、完全に振り切っています。
まとめ
いかがでしたか?
大谷はメジャー選手に負けないフィジカルを持っていますし、平均打球速度の速さからも芯で捉える技術が高いことが証明されています。
(事実、大谷のバットは芯のところしか塗装が剥がれていないのは有名な話)
しかし、データでは打球を打ち上げる技術とそのためのフォームができていないのは明白です。
上野画像のように思いっきり打ち上げているようなスイングが定着すれば、間違いなくホームラン王争いに食い込むはずです。
高評価&チャンネル登録お願いいたします。
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