球速は何球から落ち始めるのか?
試合を想定し
アップ5球、全力投球15球を1セット
セット間の休憩を2分間とし
合計10セットを投げて、球速が落ち始める球数を調べてみると
4セット目60球から球速は落ち始めた。
そこから9セット目までは球数と共に落ち続け、平均で2〜3%ほど球速は落ちた。
しかしながら、スピン量に変化はなかった。
そして、最後の10セット目は終末努力のため球速は少しだけ戻った。
最低でも3日以上は休ませるべき
上述の研究の投手たちに実験後7日間に渡って血中のクレアチンキナーゼの量を計測したところ、投球後から急激に上昇し、通常時に戻るのに3日間を要した。
しかし、これはあくまでクレアチンキナーゼの量が戻っただけで、いわば「かさぶたができているだけ」という状態であり、完全に損傷が修復したわけではない。
このことから、やはり100球以上の投球をした場合は3日間以上の休養をするべきである。
やはり筋肉は必要だった。
球速の低下と全身持久力に相関はなかったが、握力と背筋力との相関はあった。
球速は筋力よりも柔軟性の影響の方が大きいが、筋肉量が大きい方が投球のストレスに耐えることができ結果的に球速の低下を小さくすることができる。
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