どうも!!
Oriental Physio Academy代表理学療法士の波田野です。
きっと大好評に違いない「プロ野球選手解説」ですが・・・
今回は少し息抜きの番外編!!
美しすぎる野球女子。
神スイングで人気になった
稲村亜美ちゃんのピッチングを解説したいと思います!!
ええ、もちろん単純に顔が好きだからというわけではありませんよ。
(マジで結構好きなお顔ですがw)
なんだかんだで女子で最高球速105km/hは本当にすごいと思うので
息抜きとは言っても、ちゃんとガチで解説してますのでよろしくお願いします!
真似すべき点だけでなく、改善点もしっかり解説していますからね!
解説動画
【プロ野球選手解説番外編】美しすぎる野球女子・稲村亜美のピッチングフォームはやっぱりすごかった。
バランスポイント
非常の大きく脚を上げています。
しっかり大腰筋を使えているのがわかります。
軸脚は伸びきっており、骨盤が後継し股関節も伸展位でロックされています。
ヒップファースト
上記のように骨盤が後傾し股関節がロックされていると、ここで股関節が使えず膝の屈曲だけで大腿四頭筋優位の踏ん張りになってしまいますが、非常に上手く股関節をハメることができています。
体幹も後に傾けることで軸脚への荷重が抜けない理想的なヒップファーストです。
スタンダードW、レッグドライブ、ヒップショルダーセパレーション
腕は肘からではなくボールから上げる理想的なスタンダードWでのトップを作っています。
トップの位置も高く、遠くにあるためこの後に体幹部の大きな筋肉で投げることができます。
肩甲骨が柔らかく腕は大きく引いていますが、上着のシワを見る限り腰の前方への回旋と胸郭の後方への回旋による「ヒップショルダーセパレーション」は少なめな印象です。
球速の80%はこの角度差で生み出されると言われているので改善ポイントです。
また軸足の蹴りも下腿の傾きを見ると弱めです。
球速の出る投手はもっと傾きが大きくなります。
アウトサイド90、クラブブロッキング
伸びていた肘がアクセラレーションの開始に従って曲がってきます。
しかし、90°以上曲げることなく、理想的なアウトサイド90を維持しています。
ここで気になるのはグラブを前で抱え込んでいるところです。
これは「クラブブロッキング」と言って、グラブを引く力を使うことができないだけでなく体幹の大きな振りを止めてしまう悪い動作となります。
アクセラレーション、肩の最大外旋位
非常に大きな肩の最大外旋です。
球速のためのパワーはヒップショルダーローテーションで生み出されますが、ここでの腕のしなりによって増幅されるため非常に重要な局面です。
胸郭の伸展も大きく肘が身体の前に出ることなく、胸〜肩〜肘〜手と理想的なリンケージシステムが築かれているのがわかります。
フォロースルー
ここまで非常に素晴らしい上半身の使い方でしたが、上述の「グラブブロッキング」の悪影響が出てしまいました。
ここでもグラブは胸の前で抱えられているため、体幹の伸展でのデリバリーが止まり、体幹屈曲でのリリースとなっています。
体幹の屈曲により重心の後方移動の力が生まれるため体幹の傾きも倒しきれず減速されてしまいました。
フィニッシュ
身体が正対しており振り切れていない証拠です。
しっかりと振り切れていれば身体は一塁方向に流れてクロスステップの形になったり、そこまでいかなくても蹴り足は前に出てきます。
まとめ
いかがでしたか?
女性だからと甘く見ていましたが、予想外にも真似すべきポイントがたくさんありました。
改善点としては
①軸足の蹴り出し「レッグドライブ」を強くする。
②ヒップショルダーセパレーションのための胸郭の柔軟性を高める
です。
その具体的な方法はここでは教えることはできませんが、みなさんもぜひ取り組んでみてください。
もちろん、これを稲村亜美ちゃんに届けて私のもとに連れてきてくれても構いませんよwww
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